360-Ferrari interior sticky parts

プラスチックリペア|2011/05/07 posted.

IMG_0782つづいて(STICKY PARTS-Ferrari 360)

先日、お客様からのお問い合わせで「 当社のベタつき修理は他社と何が違うのでしょうか?」

という 質問を受けました。自分なりに違いを考えてみたのですが…

 

 

 

 

 

「違い」…

正直、他社様の仕上がりを何度も拝見したことがないので

私達と同等のクオリティー以上で仕上げている業者様も

いらっしゃるとは思いますし何とも言い難い内容です。

 

しかし、あえて言うならば

「想いが違う」のではないでしょうか…

私は、修理されたものは全て、その方の想いが込められているのだと思います。

もちろん私の作業にも想いは込めていますし、

また無駄な想いを込めないように注意していることも事実です。

 

「何処まで直すか」言いかえれば「何処まで直してあるか」

この差も、やはり想いからくる差なのだと思います。

 

価格についても、

1~10まで手間(想い)をかけた場合と

1~5まで手間(想い)をかけた場合とでは金額も当然異なっててしまう。

修理する工場によって価格が異なるのも当然理解できます。

 

ある時、ベタつき修理をスタッフに手伝ってもらった際の話ですが、

スタッフの仕上げた物を持った瞬間に軽いと感じました。

よく見ると、やはり埃がかんでいて、しかもその埃のかんでいた位置は

パーツを室内につけた際、一番目に入る場所だったのです。

その瞬間、どういう想いで作業していたかが手に取るように分かります。

これは修理をする以前のお話。

 

 

またベタつき修理以外では、

2人の作業者がフロントシートを1脚ずつ仕上げた際の話で、

出来たものを2脚見比べると、1つからは調和を意識して作られたことを感じ、

もう1つからは、主張を感じました。

この時、作り手の想いが見事に反映されていることを感じ取ったのです。

 

 

そして前にも述べた

「私が無駄な想いを込めないように注意している」というのは、実は自分の主張のことなのです。

主張を込めると仕上がりは尖るような気がするのです。

確かに車の内装で尖った部分がある内装は見たことが無い気がします。

 

当社の修理はオリジナルの追求を重要視しておりますが、

その車が造られた想いを汲む努力も、修理する上では必要なことだと感じます。

また、技術の進歩と同時に気がついた部分を改善するかしないか…

これは私達が重要視していることであって、正論というわけではありません。

想いに正しい・間違っているということはないと感じます 。

 

 

 

想いが仕上がりに繋がっていく。

 

 

つまり、様々な修理をする方たちに違いがあるのは、

きっと「想いが違う」そんなことではないのでしょうか。

だからこそ向かう方向も違うし、到達点もそれぞれ違うのだと思います。

 

 

 

人間に感情がある以上、この仕事は面白い。

技術の発展とともに、自己管理や人として成長することが

いかに重要で同時進行していく必要性があるのか、そして終わりはない。

しかし終わりはいつでも自分で決められる。

当社ではそんな話をよくしております。

 

 

 

今回、このようなお問い合わせを頂きましたことに深く感謝いたします。

 


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